「再演」の結実 〜ミリオンライブSSA公演2日目感想〜

所恵美役の藤井ゆきよさんは最後のコメントでこう仰いました。


"これは個人戦ではなく団体戦"


"トチっても仲間が助けてくれる"


僕が今回の再演を見て感じたことを、ゆきよさんが簡潔かつ全部言ってくれました。


団体戦なのでソロ曲はありません。ただ、イルミネーションが可能なユニットが二つもあり、そのユニットが再演で集う。なら、例外としてソロ曲を歌おう。ただし、そのユニットの皆で。フェスタ・イルミネーションを。フェスタとはお祭りの意味で、まさに巡り合わせの曲と言える。ちゃんとまつり姫にも花を持たせる気遣いも忘れない。


トチっても、とゆきよさんは仰っていましたが、彼女が演じた夜想令嬢は、SSAという舞台を得て、そして再演という機会を得て、さらなる進化を遂げていました。トチるだなんてとんでもない、そう思える程の。


2日目はSSAという舞台を、特に地方公演にはなかった花道を上手く利用していたと思う。夜想令嬢の昏い旅路を行く朋花を上手く表現して、カメラワークもバッチリで、これはLVでちゃんと見れて良かったなと思った。花道をアンドロイドらしく機械的に歩くEscape、仲良く手を繋ぐシャルシャロ、元気よくかける未来。再演の舞台、SSAだからこそ表現できたことだ。


1人も手放さない。それはこのミリオンライブの信条の一つだ。それはゲームの中で、機会均等を目指すものだと思っていた。しかし、この団体戦を完璧に完遂した今、それだけではない。手放さないどころか、全員が硬く手を握り合って、一つの大きな目標を完遂させることでもあったのだ。それはゲームコンテンツのライブとかそういうの飛び越えて、人間的に美しい。昨日も書いたが、声優さんには脱帽して頭が下がるばかりである。


ただ、そんな声優さんが我々あってこそと繰り返し、プロデュースお願いしますという。商業的なこととかは置いといて、素直に応援したくなる。その真っ直ぐな思いまで斜に構えたくはない。


話が逸れた気がする。とにかく、ミリオンライブのゲームを越えた素晴らしさを実感し、応援を続けたくなる2日間だった。では、締めの言葉として担当の島原エレナだけではなく、ミリオンライブ全てにこれを送りたい。


"出会ってくれて、ありがとう"