シンデレラ☆ステージ6STEP総括という名の自壊しかかったPのお話

3月11日(日)に開催されたシンデレラ☆ステージ6STEPに参加させていただきました。

拙作を手に取っていただいた方々、持っていった自作フィギュアを褒めていただいた方々、本当にありがとうございました。

さて、今回で同人誌即売会に参加するのも3回目となりました。アイドルマスター シンデレラガールズに登場するメアリー・コクランというアイドルの本があまりにも少ない・・・というか、ほとんどなかったのにショックを受け、ならば自分で作ろうと思ってから、1年と少し。即売会に参加するにあたっては、常に不安で、常に作品の生みの苦しみに悶え・・・そして、自分の力のなさという、現実に落胆していました。それでも、メアリー・コクランというアイドルのために、そして拙作を手に取っていただける方々のために、作品を3作品、お送りしました。そのシリーズも今作で完結です。

 

さて。

 

過去の即売会の総括は、当日かその翌日には書いていました。しかし、今回は一週間も間を空けてしまいました。何故かというと、今回の即売会が終わった直後は、総括を書ける精神状態ではなかったからです。それぐらい、今回の即売会は辛かった。

 「前回までと同様に、今回も楽しかった」と書いてしまうのは、簡単です。しかし、真剣に臨んで、熱意を込めて作ったものを出した場での総括で、嘘はつきたくありません。

今回の即売会で、端的に言えば、僕は自壊しかかりました。自分がいかに甘かったのか、そして驕っていたかを思い知ったのです。

まず甘さ。僕は絵が描けないので、文章だけの、挿絵の一つもない本を出しました。しかし即売会を重ねていくうちに、絵の練習ぐらいはした方がいいのではないか?その方が、メアリーコクランというアイドルを表現して、知ってもらう上で良いのではないか?という思いがどんどん膨らんでいきました。それでも、僕は、文章という表現に甘えていたのでしょう、絵の練習はしませんでした。即売会への参加も3回目となり、周りを見渡す余裕ができ、そして色々なグッズを見ました。文章主体でも、表紙は絵になっているものもありました・・・いえ、それが「普通」なんでしょう。夏コミにも、歌姫庭園にもあったはずの、それらが見えていなかった自分に失望し、そして3回目にしてまで何も工夫らしい工夫をしていない自分に絶望しました。

そして、驕り。「メアリーコクランというアイドルの本がないなら、自分が書いてやる」。そう思った、いつかの冬コミの想いは、本物だったのでしょう。ただ3回目の今回は、ただ「メアリーコクランというアイドルの本を出すこと」だけが、目的と化していたように感じます。彼女のために燃えていた炉の余熱で動いていた。端的に言えば、漫然となっていた。もちろん、シリーズ完結編ということで、頑張って作品を書きました。拙作を手に取っていただいた人に失礼のないように、そして僕が考える彼女の魅力が伝わるように。・・・それでも、「彼女の本を出す自分」にプライドみたいなものを持ってしまっていることを自覚してしまった時点で、その傲慢さに気付いてしまった時点で、とても、同人誌即売会にいる自分が恥ずかしくなったのです。

 

そんな甘さを驕りを痛感した自分が惨めで、情けなくて、卑しくて。メアリーコクランというキャラクターにも顔向けできなくて、一時は彼女から離れた方がいいのかな、と思いました。

そして1週間ぐらい考えてみて。それでも、彼女の隣に立っていたい自分が残っていました。それは燃えカスでも、灰でも、確かにそこに残っていたのです。

僕は恥ずかしながら、プロデューサーを続けることにしました。

 

・・・今回の記事は、僕の考え過ぎかもしれませんし、根っからのネガティブさが暴走した結果かもしれません。なので、何言ってるのかよくわからない文章かもしれません。それでも、こう思った自分がいたのだと。書き留めておくために、今回の記事を書きました。