歌姫庭園14総括

僕が参加させていただいた歌姫庭園14が無事に終わりました。皆さま、お疲れ様でした。

今回もメアリー・コクランの小説を引っ提げて参加し、頒布できたのは、12冊でした。前回より少し増えました。Twitterのフォロワーさんもわざわざ来てくださいました。ありがとうございます。

全員がフォロワーさんではなかったのですが、何名かの方は、

「メアリーが気になっている」

とのお言葉と共に本を手を取っていただき、自分が同人誌即売会に参加した理由である「メアリー・コクランというアイドルをもっと知ってもらう」を少し果たせたような気がして、とても嬉しかったです。

自分が作っているメアリーのフィギュアを今回も置いてみましたが、色々な方に褒めていただき、作った甲斐があったのだと、とても嬉しかったです。

メアリー担当の方も、他のアイドルの担当の方とも、こういう場で会ったからこそできる話をしました。皆さま色々な想いを抱えて「アイドルマスター シンデレラガールズ」に関わっているのだと、その一端を感じることができて、とても嬉しかったです。

そう、とても嬉しかったのです。

前回の夏コミが嬉しいことがなかったわけではありません。ただ、初めての同人誌即売会のため、色々と学ぶことや、反省することもあったのです。

でも、今回は嬉しい、楽しいことだらけだった。まるで、夢のようでした。

前回重い身体と在庫を抱えて、夏コミの帰り道に「現実はこちら」の立て札を持った人がいる理由が、前回とは違う理由でわかったのです。それが、前回参加した時のと大きな違いでした。

 

さて、ある方に「無料頒布ではなく、やはり100円でもいただいた方がいいのではないか」という意見もいただきました。趣味でやっていることとはいえ、原価もかかっているのは事実・・・確かにそうです。

前の記事では「100円という敷居も撤廃する」といいましたが、実をいうと、今回も100円だけいただこうかと、ずっと悩んでいました。もちろん原価の問題もありますが、やはりお金をやり取りをすることによって、そこに「責任」を発生させるべきだとも思うのです。何も同人誌だけの話ではありませんが、お金のやり取りというのは、基本的に責任のやり取りです。同人誌であっても、読んでもらう以上は、相手の時間をいただいているのです。その責任を負う覚悟を示すために、お金をいただいた方がいいのではないか・・・とそうも思うのです。

今回は無料頒布としましたが、次に参加するなら、また100円だけいただこうかな、と考えています。そして、そのお金に見合うだけの作品を送り出す覚悟を持つつもりです。

 

Twitterではデレマスに関してネガティブな発言が多い僕です。メアリー・コクランというアイドルの現状は厳しいというのが事実です。担当としては、少しでも彼女の良さをわかってもらうために努力するつもりですが、僕の性格上、ネガになってしまうことも多々あります。正直、メアリーの担当になった自分が間違いなのではないか、と思うことさえあります。

でも。今回、実際に会ってメアリーが好きな人、気になってる人に会って、やっぱり彼女の担当でよかったと思い、そして彼女のアイドルとしての力はまだまだ発揮できると、そう思えました。

拙作のタイトル、「Next to her」は「彼女の隣」という意味です。

彼女の前に立って無理に手を引くこともなく、彼女の後ろに立って背中を押してやることもなく。

彼女を信じて、彼女と同じ位置「隣」で、彼女の担当を続けていこう。そう思いました。

 

最後に。拙作を手に取っていただいた方、フィギュアを褒めていただき、写真まで取っていただいた方、本当にありがとうございました。

本を出せてよかった、嬉しかった。

そう思わせてくれた、楽しいイベントでした。