C92の個人的総括

弊サークルが3日目に参加したコミックマーケット92が3日間とも無事に終了しました。皆様、本当にお疲れ様でした。今回の記事は、参加した総括として書いています。


まず。僕、刷り過ぎ。


絵が描けないので、小説で本を出しました。漫画やイラスト集に比べて、小説は手に取ってもらいにくいことは知っていたので、刷り過ぎないような部数にしたのですが…認識が甘いという他なかった。ちなみに40部刷りました。正直この半分でもよかった。


今回、僕が夏コミにサークルとして参加した理由。それは、C91で、メアリー・コクランというキャラクターがメインの本を誰も出していなかったのが、とても悔しくて、ならば自分で出してやろうと思ったからです。それは叶ったので、もう充分といえば充分なのですが、やはり手にとってもらう数が少ないのは寂しかったです。


売れたのは9冊でした。半分程はツイッターのフォロワーさんでした。わざわざ僕のサークルまでお越し頂き、本当にありがとうございました。こちらから顔を出さずに申し訳ありません。そしてもう半分の自分の本を手にとっていただいた方達にも最大の感謝を述べたいと思います。たった9冊ですが、とても、とても、嬉しかったです。


さて、今回はアピールのために、今まで作ったメアリーのフィギュアを並べてみました。こちらの方は結構目を引いたらしく、写真を撮って頂いた方も何名かおりました。ありがとうございます。作った甲斐があったというものです。願わくば、飾ってあるフィギュアをチラ見していった方々が「ああ、そういえばデレマスにあんな金髪ツインテのアイドルいたな」ともしかして思って頂ければ、自分としては最大の喜びであります。


それなりに重い在庫と身体を抱え、帰路につこうとビッグサイトを出た時に、「現実へ帰ろう」とか「現実はこちら」のような趣旨の札を持った方々がいました。もちろんネタではあると思いますが、寂寥や名残惜しさを考えれば、半分真実ではあると感じました。


でも、僕には「現実に帰る」という感覚は全くありませんでした。コミケだって、僕にとってはまた一つの「現実」だったのですから。


厳しい現実もありました。嬉しい現実もありました。そして思ったのは、コミックマーケットというのは、お祭りとリアルが交錯した不思議な世界だということでした。


普通、こんな在庫を抱えたら二度とコミケ等の同人誌即売会なんて出るもんか、と以前の僕は思っていたはずです。でも、今はどこかでリベンジ、この本をもう一度どこかで見せてみたいと思っています。不思議なものです。同人誌即売会の魅力というのは、そういう所にあるのかもしれませんね。


最後に、もう一度買っていただいた方々へ感謝を。校正してくれた友人に感謝を。切っ掛けをくれた、メアリー・コクランというキャラクターに感謝を。そして、コミックマーケット92、お疲れ様でした。


ちょうどこの記事を書いている頃、さいたまスーパーアリーナシンデレラガールズ全国ツアーのファイナルが行われています。メアリーはそこには立てないキャラクターですが、いつかそのような場に出て、「歌」を聴かせて欲しいな、と祈りながら、筆を置かせて頂きます。